10月20日。
湿生植物園のポイントでは、2個体のクロコノマチョウ成虫を確認しました。
まずは、ジュズダマ群落内の当日羽化個体。
- クロコノマチョウ ｜ Melanitis phedima ｜ 川崎市宮前区
- SONY α77II ＋ TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- すべて同一個体です。クロコノマチョウは滅多に樹林内から出てこないので、 ジュズダマ群落内に留まっている個体は当日羽化個体と判断してほぼ間違いないと思っています。 葉上に静止し、触覚も既に前方へ伸びているので、当日羽化とは言っても羽化後それなりに時間が経過した個体です。
続いて、羽化直後個体も見つけました。
- クロコノマチョウ ｜ Melanitis phedima ｜ 川崎市宮前区
- SONY α77II ＋ TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 脱出した蛹の抜け殻のすぐ脇にぶら下がっている羽化直後個体です。（すべて同一個体） 羽化直後は、垂下状態のまま翅を伸ばします。 触覚はまだ後方へ畳まれているので、翅は既に伸びていますがまだ充分に固まっていなくて飛べません。
羽化直前の蛹2個体も見つけました。
- クロコノマチョウ（羽化直前蛹） ｜ Melanitis phedima ｜ 川崎市宮前区
- SONY α77II ＋ TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 同一株のジュズダマで羽化直前の蛹を2個体見つけました。
…と思っていたら翌日3個体羽化していて驚きました。2枚目写真の右側の葉の陰から少し覗いている蛹も羽化直前蛹だったようです。
最後に、羽化に失敗した蛹も見つけたので載せておきます。
- クロコノマチョウ（羽化失敗蛹） ｜ Melanitis phedima ｜ 川崎市宮前区
- SONY α77II ＋ TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- これも羽化直前蛹…？ …と思ったら、羽化できずに死んだ蛹でした。 羽化しようとして羽化できずに死んだのか、流れ出た体液が痛々しい。
この日は、羽化した成虫や羽化直前蛹が見つかったので、緑色の通常蛹の個体数確認や撮影は行いませんでした。 北口ポイントの探索結果は次エントリに分けます。
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