12月23日の続き。
ムラサキツバメ越冬集団の観察中、ちょっとした事件がありました。
前回記事の集団Cをやや遠め正面から撮影中(ちょうど12:00頃)、 さらに上の方から、突然木の葉がばらばらばらっと突風でも吹いたかのように降ってきました。 しかし実際には突風が吹いた様子もなく、「何だろう?」と思って目を凝らすと十頭を優に超えるムラサキツバメの集団が ゆるやかな風に流されて舞い落ちてくるところでした。
そのままカメラを向けるゆとりも無く目で追っていたのですが、どうやら落下中に飛び出すことはできないらしく、 どの個体もそのまま半径10m程度の範囲につぎつぎと落下着地していきました。
以下はあくまでも推測です。
- 気付いてませんでしたが、もっとずっと上のほうに別の越冬集団があって、それが何らかの原因で崩壊した瞬間ではないかと思いました。
- 5~6頭のタイワンリスの群れが枝から枝へ駆けずり回っていましたので、集団崩壊だとしたらそれが原因ではないかと考えました。
- この日は気温も高めで、落下地点も陽当たりが良い場所だったので今回の落下個体はその場で翅を開くなどした後で ちゃんと飛び出せたようですが、これが低温や悪天候の日だと落下したまま☆になってしまうこともあるのだろうなあ、とも思いました。
ちなみに前回記事で集団Dが形成される過程が観察できたのも、 この事件で十数頭の個体が強制的に活動せざるを得ない状況に追い出されたおかげだと思っています。
ともあれ、おかげさまで開翅個体の撮影も存分に楽しむことが出来ました。
- ムラサキツバメ(♂開翅) | Arhopala bazalus | 横浜市栄区
- SONY α57 + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
- SONY α57 + SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
- 最初の1枚が一番良く撮れてるかな。それに11月15日の方が良く撮れた気がする。
- ムラサキツバメ(♀開翅) | Arhopala bazalus | 横浜市栄区
- SONY α57 + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
- SONY α57 + SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
- ♀の斑紋色は肉眼ではもっと紫色なのですが…。 11月15日の反省を踏まえて内蔵フラッシュを炊かずに撮影したのですが、まだ色味が違う気がします。
ムラサキツバメ以外の蝶はほとんど現れてくれませんでしたが、ムラサキシジミとウラギンシジミが1個体ずつ出てきました。
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