12月13日。
今冬のムラサキツバメ越冬集団探索は不調です。
昨年までに実績のある場所はすべて探索しましたが、越冬集団を見つけられたのは砧公園の集団のみです。
横浜市栄区のポイントでは集団が形成されつつあるようですが、
あそこはごまさんの【暖蝶寒鳥】で様子が分かるので後回しにして、
何とか自力でもう1箇所集団を発見したいものです。
そんな考えで、この日は藤沢市の遠藤笹窪谷戸を初めて訪れました。
南東から北西へ一直線に伸びる谷戸の北側を歩いていきます。 まず最初に出てきたのはヒメアカタテハ(だと思う)。 陽だまりの草地に降りて翅を開いたようでしたが、金網のはるか向こうで残念ながら証拠写真すら撮れず。
次に椿の葉裏にウラギンシジミの越冬個体を見つけました。
- ウラギンシジミ | Curetis acuta paracuta | 神奈川県藤沢市
- SONY α57 + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
- いろいろ角度を変えてみましたが、手前の葉を避けて撮れる撮影位置が見つからず。
陽当たりの良い林縁の至る所でクロスジフユエダシャクがゆるやかに飛び交っていました。 翅を失った雌が見つからないものかと探しましたが、見つかりませんでした。
- クロスジフユエダシャク(♂) | Pachyerannis obliquaria | 神奈川県藤沢市
- SONY α57 + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
- フユシャクの♀を見つけるのは悲願。(♂もろくに探したことはないけど。でも昼間飛ぶクロスジフユエダシャクの♂はよく見かけますね)
谷戸の最奥部に到達した後は戻ります。 うーん。何箇所か「このへんはどうだろう?」という場所はありましたが、 きれいに一直線に伸びる谷戸形状のせいか「ここだろ!」と確信を持てる場所がありませんねえ。
とはいえ、最後の最後に単独越冬中のムラサキツバメ♂を見つけました。 但し、落葉樹なので継続観察には適していません。(継続観察しません)
- ムラサキツバメ | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
- SONY α57 + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
- RICOH CX2
- 陽当たりの良い樹で今にも飛び出しそうな場所に見えましたが、 風に翻弄されながらも葉上でじっとしていました。気温が低すぎるのでしょうか。 撮影中は気付きませんでしたが、風に煽られて一瞬開いた翅表が偶然写っていました。♂です。
結局、見られた蝶はわずか3個体。やや期待外れの探索結果に終わった。
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