3月25日。
16時過ぎから多摩川河川敷へ。
ほとんどの蝶は活動を休止して既に休息体勢に入っている時間帯だか、それでも多摩川河川敷なら念入りに探せばその休息個体が見つかることが多い。 モンシロチョウやベニシジミ、ツバメシジミを今年まだ見てないので、これらが探索ターゲットだ。
しかし、この日は30分ほど歩いても成果ゼロ。 もう出ていて可笑しくない時期だが、まだ個体数が少ないのか…? 折り返し地点の宿河原堰が見えてくるとさすがに焦ってくる。 何も見つからないnullで終わるくらいなら…、ジャコウアゲハ越冬蛹探しでもすることにしよう。
ジャコウアゲハ越冬蛹は人工物に付いてることも多い。
まず、最初のターゲットに選んだ人工物の白いポールにサッと上から下に目を走らせ、次いで裏側を覗き込んだ途端、
「あッ、1個見っけ」
早くも1蛹目の越冬蛹を発見。
- ジャコウアゲハ越冬蛹 | Atrophaneura alcinous | 川崎市多摩区
- 1蛹目の発見時間は16:28。
- ※SONY α77II+SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
このへんは多産地で探せば例年3~4蛹程度は見つかるが、これほどあっという間に見つかるとは思わなかった。 ところが、この日はこれで終わりませんでした。
- ジャコウアゲハ越冬蛹 | Atrophaneura alcinous | 川崎市多摩区
- 2蛹目。人工物以外は探してなかったのに勝手に目に飛び込んできた。 人工物でない枝先で見つけたのは初めてかも。
- 3蛹目も同じ樹の別の枝先。これも2蛹目の撮影中に勝手に目に入った。
- 4蛹目は(不法?)耕作地の柵の下。
- 5蛹目も耕作地の柵に付着。たぶん、この柵を念入りに探すとごろごろ見つかるんだろうな。
- 5蛹も見つかったので探し方が雑になってきた。が、あっさり6蛹目が見つかる。
- 7蛹目。
- 8蛹目。
- 9蛹目。
- 10蛹目。
- 11蛹目。
- 12蛹目。
- 13蛹目。
- 14蛹目。
- 15蛹目。
- 16蛹目。
- 17蛹目。
- 18蛹目。
- 19蛹目。
- 20蛹目。
- 21蛹目。写真見れば判ると思うけど、6蛹目~この21蛹目までの16蛹はすべて同じ人工物に付着。 この人工物では毎年1~2蛹見つかるけど、こんなに見つかったのは初めて。(探し方は同じ)
- 22蛹目。
- 23蛹目。帯糸が切れて垂蛹状態になってるw 他にも探せる場所はあるのですが、充分すぎる数を見つけたので探索はここで打ち切りました。
- ※SONY α77II+SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
最終的に見つかったのはなんと23蛹! ちなみに最後の23蛹目を見つけたのは17:04。探索・撮影時間はわずか36分間。
探し方は例年と変わらないどころか、むしろ途中から雑になったくらい。 それでこの数…ということは、4月下旬から始まる今年の第1化は大発生なのかもしれない。
他に、既に死亡した蛹も3蛹見つけたので載せておきます。
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