12月5日。前記事の続きです。
大庭城址公園の周辺も起伏に富んだ地形で、あちこちに農地と杜が残っているようでしたので歩き回ってみました。引地川を挟んだ東側の丘陵地にも惹かれましたが、この日は公園南入口から出たのでそのまま南側の丘陵地をひと巡りしました。
ムラサキツバメ越冬塒発見
住宅地から森の中を下っていく細い路地へ角を曲がったちょうどその時、周囲をひらひらっとムラサキツバメが旋回しました。
薄暗い森の中に入っていく手前の路地脇の斜面にちょうど陽だまりが出来ていました。ムラサキツバメはしばらく周囲を旋回したあと、陽だまりに数株植わっていたアジサイの葉に潜り込んでいきました。 どきどきしながら覗き込んでみると…。
- ムラサキツバメ | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
- RICOH R8
- 8頭でしょうか。 道路から見ると目線よりやや高いですが、斜面に立つと見下ろすことが出来ます。 足場が狭くてバランス崩しそうですが…。
- RICOH R8
- 真上から見下ろしてみました。9頭居ますね。 (よく覚えていないのですが、1枚目から10分以上経過してるので戻ってきて増えたのかも)
そのうち、次々とムラサキツバメが戻ってきました。
戻ってきた個体は真っ直ぐに塒に戻るのではなく、いったん近くに舞い降り、翅を開いてしばし日光浴をしてから塒に戻るようです。
- ムラサキツバメ | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
- SONY α57 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 凄く綺麗な♀個体でした。 何とか翅表を撮ろうとしたのですが、敏感に小飛して位置を変えるのでこれが精一杯でした。 塒に潜り込んでいくのを一番残念な思いで見送った1頭。
- SONY α57 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 次に戻ってきた個体も綺麗な、今度は♂個体。
- SONY α57 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- また♀個体が戻ってきましたが、今度のはそれほど綺麗ではありません。 この写真は階段の蹴上げ(垂直面)に停まっているのを真上から見下ろして撮っています。
- SONY α57 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- ♂個体。痛みの目立つ個体で良い色が出ません。
- SONY α57 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- これも♂個体。これもちょっと痛みが目立ちますね。
次々と戻ってくるので、戻ってきた個体を全部撮れているわけではありません。 しばらく戻ってくる個体が途切れた隙にもう一度越冬塒を撮りなおしてみました。
- ムラサキツバメ | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
- SONY α57 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 12頭以上居るようですが、先ほど9頭で5頭以上戻ってきてるはずですから計算が合いません。 頑張ればα57でも上から撮れそうですが、無理してバランス崩すと嫌なので素直にRICOH R8で撮ることにしました。
- RICOH R8
- 戻ってきた個体は6頭だったみたいですね。15頭居るようです。
砧公園に続いて、2桁個体のムラサキツバメ越冬塒を発見できました。 前記事の2頭塒も加えれば3箇所目。 落葉するアジサイの葉なので何時まで保つのかという問題がありますが、継続観察が楽しみになりました。(既に年末に塒消滅済みです、念のため。遅筆だからこんな間抜けな記事になりますw)
ムラサキシジミ開翅
探索中にムラサキシジミの綺麗な個体が開翅してくれたので載せておきます。
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