3月中旬のアーカイブ
’17-18 越冬蝶観察(10):舞岡周辺⑧⑨⑩
’17-18 越冬蝶観察(9):舞岡周辺⑤⑥⑦の続きです。
前回は2月17日までの記録でしたが、今回は3月3日、3月11日、3月17日の3回分の記録です。
3月に入りましたが、舞岡では越冬蝶(ムラサキシジミ)の観察が未だ継続中です。
舞岡周辺⑧(’18年3月3日)
2月17日以来、2週間ぶりの観察です。
2月17日時点では、ムラサキツバメ越冬個体が居なくなりましたが、ムラサキシジミ越冬集団はまだ4頭が越冬継続中でした。
2月中は暖かい日でも最高気温は15℃前後でしたが、3月1日に最高気温21℃(横浜)を記録。 この暖かさで全部飛び出してしまっていないか…?
4頭→2頭に減っていましたが、未だ越冬継続中でした。 3月までムラサキシジミの越冬集団観察を継続できるとは思っていませんでした。 今年は幸運です。
舞岡周辺⑨(’18年3月11日)
8日後に再訪しました。既に啓蟄(3月6日)を過ぎています。
この日は多摩川での「ふっちー」探しの後での転戦で、しかも舞岡探蝶団の 第6回 写真展「生き物たち」 の会場にお邪魔した後で確認しに行きました。
前回の3月3日以降、18℃~20℃(横浜)まで気温が上昇した日が3日もあるなど暖かい日が多く、 内心「観察終了」を予想しつつ観察ポイントを覗き込んでみると…、まだ越冬継続中でした。
2頭→2頭ですが…、1頭が場所を移動し、2箇所に分散してしまいました。 これは「越冬集団」ではなく「越冬個体」×2になるのかな?
舞岡周辺⑩(’18年3月17日)
6日後の再訪です。新治市民の森の後から転戦しました。
この日も舞岡探蝶団の 第6回 写真展「生き物たち」 の会場にお邪魔しましたが、前回と違って越冬蝶の確認を先に済ませました。
前回の3月11日以降、3月14日には最高22℃(横浜)を記録するなど連日暖かい日が続いており、 今度こそ「観察終了」だろうと予想していたのですが…。
2頭→1頭で、とうとう残り1個体のみになりましたが、まだ越冬継続中でした。
うーん、コツバメ、ミヤマセセリの発生も始まりましたし、今週末にもう一度確認に来れるかどうか、正直分かりません。 残り1頭越冬継続中ですが、一応「観察終了」とします。 もし、今週末に観察に来れるようでしたら、新記事ではなくこの記事に追記するようにします。
’18年3月17日:スプリング・エフェメラル(1)
3月17日。
スプリング・エフェメラルのコツバメ、ミヤマセセリがそろそろ見られるだろうと新治市民の森を訪れ、
期待通り、コツバメ、ミヤマセセリを見ることができました。
コツバメはポイントに2回姿を現しました。1回目は撮影前に逃げられ、撮れたのは2回目のみ。
まず証拠写真を押さえてから、やや後ろからだったので真横に回りこみつつ寄ったのですが、 手前に目障りな葉が…。3度目の正直を待ったのですが、現れず。
ミヤマセセリは、♂は既にそこかしこを飛び交う様子が見られたが、♀はまだ見られませんでした。
2枚目と3枚目は同一個体。
モンシロチョウスジグロシロチョウも今季初見なので何度か撮影しようと試みたのですが、どの個体も敏感で
撮影態勢に入ることも出来ず仕舞いでした。
ほかにルリシジミやトラフシジミも出てこないかと期待していましたが、残念ながら今回は見られませんでした。
越冬蝶で最も個体数が多かったのはルリタテハ。 例年通り、池ぶち広場に複数頭が集まっていました。
テングチョウもむじな谷戸と常見谷戸で複数頭見られました。 越冬明けでも比較的綺麗なルリタテハに比べ、テングチョウはスレ個体が多い印象があります。 但し、むじな谷戸で見られたテングチョウはスレも少なくとても綺麗でした。
キタテハも1頭見られました。
越冬蝶では、ほかにはキタキチョウが見られました。 例年だと、ほかにムラサキシジミやクロコノマチョウも見られますが、今回は見られませんでした。