’17-18 越冬蝶観察(2):藤沢市大庭①②

ムラサキツバメ越冬集団
ムラサキツバメ越冬集団

11月11日と19日に、藤沢市大庭へムラサキツバメの越冬集団の形成状況を確認しに行きました。

藤沢市大庭①(’17年11月11日)

例年通りのルートで実績のあるポイントを巡回確認した。

まず、環境が変わった熊野社付近の旧あじさいポイントでは越冬集団は見られなかった。

次に城址公園のマテバシイのポイントを覗くと、ムラサキツバメの♀1個体が陽当たりの良い葉上でしばらく開翅した後、潜り込んだ先を確認すると2個体が並んでいた。

ムラサキツバメ(開翅・越冬集団) | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
ムラサキツバメ♀開翅
SONY α77II + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
しばらく周囲を飛び回った後、陽だまりでおもむろに開翅した。
ムラサキツバメ越冬集団
SONY α77II + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
ふいっと飛び出して潜り込んだ先を確認すると、先住者と2個体並んでいた。

次に聖ヶ谷のポイントへ移動。
墓地のシュロに越冬集団はありませんでしたが、近くに妙な場所を寝場所にした個体が居ました。

ムラサキツバメ | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
ムラサキツバメ
SONY α77II + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
気に入った場所を求めている様子でしたが、落ち着いた先はちょっと越冬場所としては奇妙な場所。 一夜限りの仮宿でしょう。

アオキの葉にもう1個体が見られましたが、「集団」は見られませんでした。

ムラサキツバメ | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
ムラサキツバメ
SONY α77II + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM

次に七曲りのポイントに移動しましたが、ここでも越冬集団は見られず。

最後に神社境内のポイントに移動。 モクレンかアオキに集団が出来ることが多いポイントですが、ここでもモクレンの葉上に単独個体が静止しているのみでした。どうも、今年は越冬集団の形成が進んでいないようです。

ムラサキツバメ | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
ムラサキツバメ
SONY α77II + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM

藤沢市大庭②(’17年11月19日)

翌週も別ポイントの確認の後、足を延ばしてみた。 前回と同じ順路で確認巡回していく。

まず、熊野社付近の旧あじさいポイント付近では相変わらず集団形成無し。

次に城址公園のマテバシイのポイントでも越冬集団は見られませんでした。 単独個体1個体のみ確認。

ムラサキツバメ | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
ムラサキツバメ
SONY α77II + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM

次に聖ヶ谷付近へ移動。墓地ポイントでは越冬集団は見られませんでしたが、里道ポイント側では5個体の小集団が出来ていました。

ムラサキツバメ(越冬集団) | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
ムラサキツバメ(越冬集団)
SONY α77II + SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
ムラサキツバメ(越冬集団)
RICOH CX2
ようやく越冬集団形成が始まったが、もう少し個体数が増えて欲しいもの。

七曲りのポイントでは越冬集団は見られなかったので、神社境内ポイントへ。 モクレンの樹上2箇所に分かれて、単独個体と6個体の小集団が見られた。

ムラサキツバメ(越冬集団) | Arhopala bazalus | 神奈川県藤沢市
ムラサキツバメ(単独個体)
RICOH CX2
ムラサキツバメ(越冬集団)
RICOH CX2
モクレンは落葉樹なので、この越冬集団の寿命は11月いっぱいくらいでしょうか。

小集団が2箇所で見られたとはいえ、ムラサキツバメ越冬集団の形成状況は例年と比べてあまり芳しくないようだ。

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